ギターの音作りのコツ!一問一答で答えます!初心者向け

お友達の娘さん(かわいい子♪バンド歴1年くらいらしいです)から、音作りについていっぱい教えてほしいとお願いされたので、今回はギターやバンドを始めて少し経った頃にありがちな疑問にお答えすべく、エレキギターの音作りのコツなどについてもお伝えできればいいかなと思います。


ただ、最初にこれだけは言わせてください。

ギターは正解はひとつではない!!


自分でいろいろと試してみることをおすすめいたします。

ギターの音作りは、試行錯誤していくことで経験値がアップし、確実にうまくなっていきます。


では、いってみましょう〜!

ギターの音作り

初心者さん向け!エレキギターの音作りのコツ!

ギターの音作りのコツを、できるだけわかりやすいように!簡潔に!一問一答形式でお答えします。

ギター本体 編

ギター本体による音作りのコツです。

ピックアップのリアとフロントの違いは?

弦の振動の大きさがリア(ブリッジ側)よりフロント(ネック側)の方が大きくなるので、倍音や振動周期の違いで出てくる音が違います。一般的にリアは硬い音、フロントはやわらかい音といわれます。
たまに、「オレはリアしかいらねーぜー!」とか言ってる人を見かけますが、できるなら同じ曲の中でもフロントやセンター(リアとフロントの中間)なども使い分けたほうが音色のバリエーションが増えてベターだと思います。

ピックアップの高さはどのくらいがベストなの?

これは…「近すぎず、遠すぎず」でしょうか。ピッキングのニュアンスが一番出しやすい高さが理想です。目安としてはリアピックアップの場合でポールピースと弦の間が3〜4mmくらいだと思います。各ピックアップで音量差が出ないようにそれぞれの高さを調整します(アンプにつないでクリーンの音で)。

弦の太さはどのくらいがいいの?

太い弦を使えば太い音が出るということでは必ずしもありません。手が小さい人や力がない人が太い弦を選んでも、きっと弾きづらいだけだと思います。
一番大事なのは、自分にとってベストなコンディションで良い音を出すことです。一番弾きやすい弦の太さを選びましょう。ちなみに私の場合は、09-46(1弦側-6弦側)を基本に、ギターによって使い分けたりもします(ロングスケールのギターは09から、ミディアムスケールだと10からとか)。

ギターアンプ 編

アンプの音作りのコツです。

自分の音が聴きづらい

アンプの位置や向き、自分の立ち位置などで、かなり聴こえる音が変わるものです。聴きやすいように位置や向きを調整しましょう。
また、アンプで音作りをするとき、できるならアンプの高さに耳を合わせて行うのがベストです(音量には注意!耳を痛めることも)。なぜなら、特にHighの音はまっすぐにしかとばない性質があるため、実はお客さんにはキンキンして聴こえていた…なんてことがよくあるからです。

アンプのツマミをどういじったら良いかわからない…

フラットの位置からと言いたいところですがアンプによって違ったりもするので、まずは迷っているツマミは全部12時の位置にしちゃいましょう。12時にするのは上下の振り幅が大きく取れるからです。
あとは自分の好きな音に近づけていくのですが、上手に足し算と引き算をしながら調整していきます。初心者さんは足し算ばかりしがちですが、これいらないなと思ったときには引き算をしたり、ときには大胆にツマミを0にすることも必要です。たとえば、マーシャルのアンプはすごいHighがキンキンするときもありますよね?私はHighを0にすることもよくありますよ。反対に音をクリアにしたいから単純にHighを上げるんじゃなくてLowを下げた方がうまくいくこともあります。
初心者さんのコツとしては、引き算に悪いイメージを持たないこと!
たぶん、引き算すると音量が下がったり音圧がなくなったりする感じがするからかなと思うのですが、だったらその分、音量を上げれば良いだけですから。

シールドはアンプのHighとLowのどっちにつなぐの?

厳密にいえば違うのですが、基本、どちらにつないでも大丈夫です。両方試してみて、自分の好きな音がする方につなぎましょう。

アンプの「VOLUME」と「MASTER」の違いがわかりません

アンプによって違う場合もありますが、基本、「VOLUME」と「MASTER」の2つのツマミがある場合は、「VOLUME」が入力レベル(ゲイン、音色、歪み具合)の調整、「MASTER」が音の大きさの調整になります。

エフェクター 編

エフェクターの音作りのコツです。

エフェクターのツマミをどのくらいにしたらいいかよくわからない…

そのエフェクターの特性をつかむために試しに一度、極端な設定にすることも良い方法です。たとえば、オーバードライブの場合ですと、driveのつまみを0にしたりMAXにしたりしてどう歪み方や音色が変化するのか確かめてみましょう。
歪み具合の設定のコツは、ピッキングの強弱がはっきりつけられるかを基準にしたらわかりやすいと思います。強く弾いても弱く弾いても音があんまり変わんないよ〜では明らかに歪み過ぎです。

エフェクターをつなぐ順番を教えて!

当サイトの記事、エフェクターの種類・おすすめのつなぎ方・順番をご覧ください。

マルチとコンパクト、どっちがいいの?

どちらもメリット・デメリットがありますので、天秤にかけていくしかないです。
マルチ→安くたくさんのエフェクトが使える
コンパクト→自分の好きなもので組み合わせできる
マルチは性能がどうなの?という話も耳にしますが、プロの方でもマルチを使っている方はたくさんいますし、最近のは性能も良くなり多機能です。ただマルチは歪み系が気に入らなくなると代用がきかないので、私はマルチを選ぶときは特に歪み系を重視していました。

リバーブって使った方がいいの?

もちろん、曲によって違いはありますが、基本、10段階中2〜3くらいで使うくらいでいいと思います。深くかけるとギター単体で聞くと気持ちいいですが、バンド全体では音が埋もれてしまいます。ちなみに私はスタジオやライブでは、リバーブはまったくといっていいほど使わないです。

ノイズゲートってあった方がいいの?

あった方がいいです。ライブのMCとか曲中のブレイクとかの場面で、ノイズがボーとかジーとか鳴っていたらかっこ悪いです。ノイズのスレッショルドのツマミは、ギリギリでノイズが消えるくらいの位置まで上げるのがコツです。上げ過ぎると音が不自然に途切れたりします。

ライブ 編

ライブの音作りのコツです。

できるだけお客さんに良い音を届けたい!

まずはステージ上で聴こえる音(中音 ※なかおとといいます)が、いつものスタジオ練習のようにバランス良くなるように音量などを調節しましょう。基本はドラムの生音に合わせるようにします。あとはお客さんに聴こえる音はPAさんを信頼してお任せする、これだけです。
【参考】バンド初心者向け!ライブで成功する秘訣・心得

その他

スタジオ練習、その他の機材・アクセサリーによる音作りのコツです。

スタジオで自分の音が聴こえづらいんだけど?

いろんな原因が考えられますが…、自分の音も他のメンバーの音もしっかりと聴くということが上達の早道だと思います。なので、まずは全楽器の音量のバランスを取るということでしょうか。そのうえで聴こえづらいのであれば、ギタリストであれば幸い演奏中でも移動できますので聴こえやすい場所に自分が動けばいいと思います(これをしてない人、多過ぎ!)。
また、スタジオのアンプも動かしちゃだめというところじゃなければ自分の好きなように動かすこともできます。場合によってはドラムなどの演奏中に移動できない人にアンプを向けてあげるとかも必要です。

シールドによって音は変わるの?

変わりますが、ギターやアンプが変わるほどの劇的な変化はありません。何千円もする高価なものは買う必要はなく、canare(カナレ)などの価格帯のもので十分だと思います。ちなみにcanare(カナレ)は比較的安価ですが、プロも使っている人が多いメーカーです。

良い音ってそもそもなに?

一言ではいえませんが、あえていうなら「その曲にあった音」だと思います。
このブログを初めたときに記事にしてますので、お暇がある方はご覧になってみてください。
ギターの良い音とは

今後も徐々に追加していけたらいいかな…(^o^)

タイトルとURLをコピーしました