楽器買取専門店の奏屋(かなで屋)さん(以下、敬称略)にうちのだんなさんが使用していたギター(GIBSONギブソンのレスポール)の見積もり・買取を依頼してみましたので、見積もりから買取結果に至るまで、その結果をリアルガチ!?でレポートしていきます!
奏屋(かなで屋)のサイトはこちら↓
私個人もギターの買取を専門店にお願いするのは初めての経験なので、どんな結果になるのか楽しみです!
ギターを売りたい人、必見かも!?
では、いってみましょう!\(^o^)/
奏屋(かなで屋)にギター買取を依頼するまで
ギターを楽器買取店に売ることを決意!
みなさんは大切にしていた楽器を手放さなければならなくなったとき、どうしていますか?
その楽器に愛情があればあるほど、次のオーナーさんにも大事に使ってほしいと思いますよね。
私は今まで3本のギターを手放したことがありますが、いずれも友人に格安の値段で譲りました。友人なら信用もおけますし、金額よりも大事に使ってほしいという気持ちのほうが勝ったからなのかもしれません。
しかし、大事に使ってくれるプラス、その楽器の価値を認めてもらい、できるだけ高く買い取ってもらえるのであればそれに越したことはありません。
そこで、自分なりにいろいろと調べた結果、今回は信頼できそうな楽器買取専門店にギターの買取をお願いしてみることにしました。
買取をお願いすることにしたギター
今回、買取をお願いすることにしたギターはこれです。
Gibson Custom Shop Les Paul Class5
言わずと知れたギブソンのレスポールです。
ギブソンカスタムショップ製のレスポールclass5で、2001年か2002年に新品で購入したギターです。だんないわく、実際の購入金額は「たしか○○万円くらいだったと思うけど…」とのこと。高価なんだからちゃんと覚えとけ〜(怒)
この頃のギブソンカスタムショップ製のギターには、厳選されたかなり良い木材を使っていたらしく、なにより作りの良さがひと目でわかる感じです。
ギターの状態は?
経年により多少の金属パーツのくすみはありますが、年式の割には弾き傷なども少なく使用感はあまりない方だと思います。だんなは遠慮して超・超大事に弾いていたので、フレットは9割程度は残っていますし、ネックの反りもありません(トラスロッドも回したことなし)。
ただ、ボディに若干のひっかき傷のようなものがあるし、ボディを拭くときに使ったギターポリッシュが合わなかったのか、ムラになっているような部分があります。あと指板の汚れも若干あるかな。。
その他の電気系統などは問題はなく、演奏性は良好に確保されていると思います。音はやっぱり良い!
最初は友人に売却・買取の話をしましたが、さすがに今回は金額面が折り合わず…。結局、買取業者さんにお願いすることにしましたが、果たしていくらくらいのお値段をつけていただけるものなのでしょうか。
ギターを売るのに私が重要視したこと
楽器買取業者さんを選ぶうえで私が特に重視したのは、以下の点です。
- 信頼できそうなお店であること(できれば買取専門店がいいな)
- 宅配による買取・見積もりができること(手数料や送料は無料で)
- 価値に見合った査定をしてもらえること(できるだけ高く)
1 信頼できそうなお店であること
これは一番に考えました。買取をお願いすることになったとはいえ今まで大切に使ってきた楽器です。きちんとした扱いをしてもらいたいし、できれば次のオーナーさんにも大事に使ってもらいたい。
当然ですが近所のリサイクルショップ屋さんとかじゃなくて、ギターや他の楽器に詳しいスタッフさんがいて、親切・丁寧な対応をしてもらえそうなところがいいなと思いました。
2 宅配による買取・見積もりができること
お店に持ち込んで、その場でいろいろとお話しながらギターの買取査定をしてもらうというのが一番良いと思いましたが、遠方在住ということもあって店舗に持ち込むことがなかなかできません。
出張買取というものもあり、自宅に来てもらって査定してもらうという方法もあるようなのですが、来てくれた人があまり詳しくない人だった…という話も耳にします。
そこで、楽器をお店に送ってじっくりと査定してもらうという「宅配買取」に対応してもらえるお店がいいなと思いました。もちろん送料や手数料はかからない方がいいし、査定額に納得できなかった場合の返送料も無料の方がありがたいと思います。
3 価値に見合った査定をしてもらえること
楽器を売るのに、その楽器の価値をわかってもらえなかったり、価値がわかっていても価値に見合った査定をしてもらえないようではお話になりません。
やはり楽器に詳しい知識豊富なスタッフさんがいる専門店にお願いするほうが、納得できる査定をしてもらえそうで安心だと思いました。
奏屋(かなで屋)に買取査定を依頼することに決めた!
そこで、インターネットなどで情報をかき集め、今回、ギターの買取・見積もりをお願いすることにしたお店が楽器買取専門店の奏屋(かなで屋)です。
奏屋(かなで屋)を選んだ理由
※私が調べた口コミなどで良かった点と悪かった点を色分けで表記しています。
奏屋(かなで屋)は楽器の買取専門店で、今までの買取実績が20万件以上と豊富で、楽器に詳しいプロのスタッフさんに査定してもらえるとのこと。
インターネットの口コミを見ると、対応がスピーディーで、懇切丁寧に接してもらえるとの声が多く見受けられます。これは良さそう!
ですが、その一方で買取金額に納得いかなかったという声も。う〜ん、これは少し判断が難しいところですが…。
北海道から沖縄まで買取対応しており、出張買取・店舗買取・宅配買取に対応しているとのことです。買取の有無にかかわらず、出張費・見積もり・搬出費などがすべて無料で、今回お願いする宅配買取では宅配キットまで事前に送ってくれるとのこと!
肝心の買取金額についてはわからないけど、その他は私の理想どおりで、これは良いのではと思いましたので、奏屋(かなで屋)にギターの見積もり・買取をお願いすることにしました。
奏屋(かなで屋)が、現在買取強化中のメーカー
奏屋(かなで屋)のサイトによると、現在、以下のメーカーの楽器が買取強化中とのことです。今回売りたいギターは「Gibson」ですから、もしかしたら、査定額アップしてくれるかも…!?
ギター | Gibson / Fender / Martin / Gretsch / PRS |
ベース | Musicman / Rickenbacker / Moon / Gibson / Fender |
アンプ | Marshall / VOX / Warwick / Hughes&Kettner / Fender |
管楽器 | MURAMATSU / Bach / Alexander / POWEL / Buffet Crampon |
サックス | YANAGISAWA / SELMER / YAMAHA |
弦楽器 | Lothar Semmlinger San Antonio / CHAKI / 青山ハープ |
打楽器 | Ludwig / TAMA / Pearl / Zildjian |
電子ドラム | Roland / KORG / YAMAHA |
鍵盤楽器 | EXCELSIOR / Roland / KORG YAMAHA / EV |
DJ機器 | YAMAHA / Pioneer / Roland |
PA・録音機器 | SOUNDCRAFT / MACKIE / BOSS / YAMAHA |
和楽器 | 尺八…小林一城 / 和太鼓…斉藤楽器製作所 |
その他機材 | BOSS / ZOOM/ LINE6 |
奏屋(かなで屋)のギター買取までの具体的な流れ
奏屋(かなで屋)は出張買取・店舗買取・宅配買取の3つの買取に対応しています。
それぞれの買取までの流れを調べましたので、ご紹介させていただきます。
出張買取
スタッフさんが自宅まで来てくれて査定してもらえます。
事前に電話やメールで買い取ってもらえる品物かどうかを確認後、日程を打ち合わせます。
査定金額に納得した場合、基本的にその場で買い取ってもらえ現金を受け取ることができます。
商談不成立の場合でも、出張料などの費用はかからないとのことです。
店舗買取
店舗に楽器を直接持参して、査定・買取してもらいます。
宅配買取
楽器をお店あて送り(着払い)、査定してもらう方法です。
事前に電話やメールで買い取ってもらえる品物かどうかを確認後、宅配キットが送られてきます。
商談不成立の場合でも、返送のための送料などもかからないそうです。
楽器買取店に少しでも高く買い取ってもらうために
大切な楽器を少しでも高く売りたい!そのためにできることを私なりに考えてみたり、調べたりしてみました。
楽器をきれいにしてあげる
やっぱりこれが一番だと思います。今までお世話になった「ありがとう」の気持ちを込めてという意味でも、楽器のクリーニングをして、できるだけきれいにしてから査定してもらいましょう。ギターであれば弦を張った状態で査定に出す方が良いと思いますし、安い弦でもいいので新しいものに張り替えるのも良いかもしれません。
付属品は全部つける
楽器を購入したときについてきた付属品は、できるだけつけるようにしたいものです。ギターであれば、アームやハードケース、ソフトケースや保証書など、その他の機材であれば、箱や説明書、アダプターなどをつけると査定額がアップするかもしれません。
下取りとして買い取りしてもらう
これは買取業者さんによりますが、新しく買う楽器があり、下取りとして中古楽器をだすような場合は、査定額を大幅アップしてもらえるような場合もあるみたいです。
キャンペーンやクーポンを利用する
これも買取業者さんによりますが、時期によってキャンペーンが実施されていたり、クーポンが配布されていたりします。それを利用して売ると査定額がアップするというものです。
リアルガチ!?ギター買取レポート
奏屋(かなで屋)にギターの買取を依頼した結果をリアルガチ!?にレポートしていきます。
ギターの買取依頼から査定結果がでるまでの流れ
奏屋(かなで屋)は、出張買取・店舗買取・宅配買取の3つの中から買取方法が選べますが、今回は「宅配買取」でギターの買取を依頼しましたので、その流れをレポートします。
奏屋(かなで屋)サイトの入力フォームより送信
まずは、奏屋(かなで屋)のサイトに行き、サイト最下部にある「お問い合わせ・査定依頼フォーム」に必要事項を入力し、送信することが必要です。
この時点では、問い合わせや確認の段階で、正式に依頼するわけではありませんし、軽い気持ちで入力・送信して大丈夫でした。
必須入力項目は、「楽器の種類・名前・メールアドレス・都道府県」の4つのみになっています。
ただ、任意入力になってはいますが、「買取希望商品の詳細」や「希望の買取方法」などの入力項目も用意されていますので、こちらも入力した方があとあと話がスムーズに運ぶと思います。
送信後すぐに自動メールを受信した
フォームに必要事項を入力し送信すると、すぐにメールアドレスあてに自動メールが送られてきました。
24時間以内に連絡するということと、電話サポート用のフリーダイヤル番号が書かれていました。電話サポートの時間は、「9:00~20:30」とのことです。遅くまでやってて助かりますね!このあと何かあれば電話でもサポートしてもらえますので安心です。
翌日に大まかな査定金額を知らせるメールが届く
翌日にさっそくメールが届きました。
このメールで、入力フォームから依頼した楽器が買取対象になっているかどうか、買取対象になっている楽器であれば過去の買取実績はどの程度の金額なのかなどについて連絡をいただけることになると思います。
今回、私が依頼した「Gibson Custom Shop Les Paul Class 5」の場合は、買取対象であること、過去の買取金額、買取方法の案内などが書かれていました。
私は「宅配買取」を希望しましたので、このメールに宅配キットの送付先住所を記載し、返信したところ、すぐに連絡がありました。
なお、宅配買取で依頼する場合には、ハードケースじゃないと難しいようです。
宅配キットが自宅に届く
数日後に宅配キットが届きました。
【送られてきたもの】
ダンボール箱、プチプチ、発送伝票、依頼者情報シート、注意事項や記入例などが書かれたもの
ダンボール箱
大きな箱が送られてきました。
発送用のダンボール箱が中に入ってるのかなと思ったのですが、どうやら送られてきた箱そのもので返送するようです。これは私が無知なだけなのかもしれませんが、ちょっと「あれ!?」と思った点です。運送業者のせいだと思いますが、この時点で数箇所が小さく破れていました。
プチプチ
これはギターをハードケースごとくるむのに十分な量が入っていました。
発送伝票
着払い用の発送伝票です。送り先はすでに書かれていましたので、発送元の自分の住所や名前を書くだけで済みました。
依頼者情報シート
こちらの氏名・住所・電話番号・振込希望口座などを記載する用紙です。これに本人確認書類として、運転免許証・パスポート・健康保険証などのコピー(どれか一つで可)を貼り付けるようになっていました。
ギターを梱包して発送
今回依頼したギターはギブソンのレスポールなので、ハードケースは真四角とかじゃなくギターの形になっているものです。ダンボールに入れるとかなりすき間が空きます。
梱包材はプチプチしか入っていませんでしたので、新聞紙をぐしゃぐしゃにしたものをすき間に詰め込んで発送しました。また、ダンボール箱の破れもテープを貼って補修。
発送はヤマト便でしたので、電話して自宅まで取りに来てもらいました。
発送後、一応、奏屋(かなで屋)にメールで連絡したところ、返信がありました。
ギターが無事届いたとの電話連絡が!
数日後、「ギターが届きました」との電話連絡がありました。送ったギターが無事届いたかどうか不安になりますので、こうした連絡は大変ありがたいです。
なお、ギターの正式な買取査定金額が出るまでには「もう2,3日いただきたい」とのこと。こちらとしてもきちんと見てもらいたい気持ちがありますので望むところですし、時間をかけてみてもらった方が安心です。
ついにギターの買取金額が明らかに!
ギターが無事に届いたとの電話連絡の4日後、ついにギター買取金額を知らせる電話連絡がありました。
奏屋(かなで屋)との対応はだんながしましたので、だんなから聞いた先方とのやり取りをできるだけリアルガチにお伝えしたいと思います。
ちなみに、奏屋(かなで屋)のご担当者の方の対応は、終始すごく丁寧に接していただいたとのことでした。
最初は少し「え!?」と思う金額を提示された
奏屋(かなで屋)のご担当 ※以下、奏屋
奏屋の担当○○です。先日はギターを送っていただきありがとうございました。連絡が遅くなり申し訳ありません。
だんな ※以下、だ
いえ、お世話になります。
奏屋:当店の買取価格で○万円となるんですがいかがでしょうか?
だ:え!?思ったより安かったんで、正直がっかりです。
奏屋:ご希望としてはおいくらくらいっていうのはありますか?
だ:知り合いのリペア屋さんにも確認してますし、正直なところ○万円くらいはつけていただけるのではと思っていたんですが…(事前にリペア屋さんにマックスでもこのくらいじゃないかなと言われていた金額を提示)
奏屋:その金額はちょっときびしいかもしれないですね…。金額は現在の中古市場の相場や当社のデータベースから出しています。
だ:状態も良いギターですし、中古の売値から考えたらもう少し上げていただいてもいいのかなと思うんですが…
奏屋:せっかく送っていただいたということもありますし、歩み寄らせていただいて○万円まででしたら頑張らせていただきます。(最初の提示額より4万円アップ!)
だ:う〜ん、正直、最低ラインでも○万円(さらに1万円アップの額)くらいと考えていたので…
奏屋:(しばらく悩まれて)…では、お客様の最低ラインということで、その金額まで頑張らせていただいたらどうでしょう?(さらに1万円アップ!)
だ:その金額は本当に最低ラインと考えていたので、すぐに首を縦にはふれないです。いつくらいまでお返事すればよろしいでしょうか?
奏屋:同じ金額でおいておけるのは1週間になります。
だ:もう少し高くなりませんか?○万円にしてもらえるんだったら考えます。(さらに1万円アップの金額を提示)
奏屋:(少し保留した後)少しお時間いただいてもよろしいでしょうか。改めてお電話させていただきます。
だ:わかりました。よろしくお願いします。
交渉して最終的に買取金額6万円アップ!!
20分くらいたった後、再度お電話をいただけました。
奏屋:本部に確認をとったんですが、やはりその金額はきびしいとのことでした。
だ:(悩んで)それであれば申し訳ありませんがギターを返送していただいてよろしいでしょうか。
奏屋:…○万円(6万円アップの金額)ってことですよね?
だ:そうです。知り合いのリペア屋さんに確認してもそのくらいの金額ではという話でしたので…
奏屋:(再度少し保留した後)…では今回だけその金額(6万円アップの金額)にさせていただきます。
だ:決して素直に喜べる金額ではないんですが、頑張っていただいたのでその金額でお願いします。
正確な言葉のやり取りではありませんが、こんな感じでお話が進んだということです。
買取金額は、頑張っていただいた奏屋(かなで屋)さんに配慮させていただき、控えさせていただいてます。
ご覧のとおり、だんなはやはり愛着のあるギターということもあって最終的な査定金額には少し納得がいっていない部分があったようですが、わたし的には十分過ぎる金額をつけていただいたのではないかと思っています。
だんなも今は、「おそらく○万円(5万円アップの金額)がお店的にも限界だったんだと思う。それをさらに1万円上げてくれたんだから感謝しなきゃ。」と言っています。
入金はやっ!翌日の朝に振込されました!
入金は3営業日後くらいまでに指定した銀行口座に振り込んでいただけるとのことでしたが、実際には翌日の朝すぐに入金されました。
買取金額に納得がいかなければ絶対に交渉!査定額アップの可能性大!
今回の奏屋(かなで屋)のギター買取価格。一番初めに提示された金額は、明らかに納得できる金額ではありませんでした。
しかし、最終的には満足できる結果になりました\(^o^)/
もしかしたら、一度安い金額を提示してから上げていくのは、奏屋(かなで屋)に限らず、買取屋さんの常套手段なのかもしれませんね。
金額に納得がいかないのなら、絶対に交渉すべきです。「交渉は苦手だよ〜」という人もいるかもしれませんが、交渉なんて普通のことですし、買取屋さんだってそんなの慣れてますよ。
実際、奏屋(かなで屋)のサイトにも「高額査定の交渉大歓迎」と書かれています。
今回、担当していただいた方も、交渉にも真摯に応じていただきました。
ただし!
交渉すべきといっても、無謀な交渉はどちらも得しませんし、相手にも迷惑がかかるだけです。
きちんと売りたい楽器の状態を把握したり、中古市場の相場を調べたりしたうえで、このくらいだったら妥当ではないかという金額を、あらかじめ自分で判断しておいた方が良いのではないかと思いました。
妥当な金額を提示すれば、きっと向こうだって真剣にこたえてくれるはずです。
最後に、今回お世話になった奏屋(かなで屋)さんのサイトはこちらです。
今後、またギターや他の楽器を売りたいと思ったときは、またお世話になろうと思います。ありがとうございました。